気候変動(きこうへんどう)へのとりくみ 東武鉄道
「気候変動」というのは、気温や雨のふり方などの気候(きこう)が今までとくらべて大きく変(か)わっていくこと。二酸化炭素(CO2)が増えたことなどが原因(げんいん)で、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)や洪水(こうずい)などの災害(さいがい)の増加が(ぞうか)問題になっているんだ。今回はその「気候変動」に対して、東武鉄道がどのようなとりくみを行っているかを紹介(しょうかい)するよ。

「気候変動(きこうへんどう)をおさえるためのとりくみ」
省エネ車両の導入(しょうえねしゃりょうのどうにゅう)
同じ距離(きょり)を移動する場合、自動車(じどうしゃ)や飛行機(ひこうき)、バスとくらべて、鉄道は二酸化炭素(にさんかたんそ)の排出量(はいしゅつりょう)が少なくて、環境にやさしい乗り物なんだ。さらに、新しい車両には省(しょう)エネルギーのモーターやLEDライトなどを取り入れて、使用電力を減(へ)らしているよ。


二酸化炭素を減らすためのとりくみ
気候変動の大きな原因(げんいん)となっている二酸化炭素(にさんかたんそ)の増加(ぞうか)をおさえるために、東武グループでは様々(さまざま)なとりくみをしているよ。


「気候変動(きこうへんどう)のリスクを減らすためのとりくみ」
防災対策(ぼうさいたいさく)
大雨などの自然災害(しぜんさいがい)が起きた後も鉄道の運行をつづけられるように、鉄橋の補強(ほきょう)や設備(せつび)の浸水(しんすい)対策など、日ごろからしっかりとそなえているよ。




それでも被害(ひがい)を受けてしまったら…
集中豪雨(ごうう)などで鉄道の運転を見合わせたときは、東武グループのバス会社などと力を合わせて、お客さまの移動手段(いどうしゅだん)を確保(かくほ)しているんだ。早く復旧(ふっきゅう)できるように、いろんな会社と協力(きょうりょく)するよ。




また自然災害(しぜんさいがい)のほかに、踏切で列車と自動車(じどうしゃ)がぶつかった場合や、地震(じしん)が起きたときの対応(たいおう)など、いろいろな場面を想定(そうてい)して訓練(くんれん)をしているんだ。




計画運休って知ってる?
台風が近づいているなど、列車の運行に影響(えいきょう)が出そうなときは、「計画運休」を行うことがあるよ。計画運休とは、鉄道などの交通機関(こうつうきかん)が、事前(じぜん)に知らせて運行をとりやめること。被害(ひがい)を少なくして安全を守り、そして、早く通常運転に戻(もど)すことができるよ。これも「気候変動のリスクを減(へ)らすためのとりくみ」につながっているんだ。