ほせんがかり・でんきがかり 保線係・電気係

【保線係】
線路の不具合(ふぐあい)をミリ単位(たんい)でチェックして、
電車がちゃんと走れるように線路を守るおしごと。
【電気係】
電車に電気を送る架線(かせん)や信号機(しんごうき)、
駅の照明(しょうめい)や案内表示(あんないひょうじ)を点検(てんけん)して、
電気を安全に供給(きょうきゅう)するおしごと。
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線路(せんろ)や電気関係(でんきかんけい)の設備(せつび)が、いたんでいたり、こしょうしていないかを点検(てんけん)して、安全(あんぜん)をまもるおしごとだよ。
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一日のおしごとのながれ
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8:30
出勤(しゅっきん)
保線 電気出勤(しゅっきん)して作業着に着がえ、1日の作業内容(ないよう)の確認(かくにん)。
ラジオ体操(たいそう)をして、準備(じゅんび)にそなえるよ。 -
8:45
ミーティングと作業準備
保線 電気その日に作業することや注意することについて打ち合わせをするんだ。
ヘルメットと安全靴(あんぜんぐつ)をつけてケガをしないようにそなえるよ。 -
9:00
作業場所へ移動
保線 電気毎日作業する場所がちがうので、電車や車でその日の作業場所に移動(いどう)。
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10:00
徒歩巡回(とほじゅんかい)
保線線路の上を歩いて、機械(きかい)の測定(そくてい)ではわからないレールやボルトの状態(じょうたい)を目で見て確認。安全に作業するために、列車見張り(みはり)員の人と必ず2人以上(いじょう)で歩くよ。長い距離(きょり)を歩くこともあるんだ。
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10:00
踏切(ふみきり)巡回
電気警報機(けいほうき)の点灯(てんとう)や警報音(けいほうおん)、道路をふさぐしゃ断(だん)かんなどが正しく動いているか点検(てんけん)するよ。踏切を通る人が見やすいように警報機の拭き掃除(ふきそうじ)や調整をするんだ。1日の中で何か所もの踏切を点検する時もあるよ。
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12:00
昼食・休憩(きゅうけい)
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13:00
線路の点検
保線電車の乗り心地をよくするために、レールとレールの幅や高さのズレを、道具を使ってミリ単位(たんい)で確認をするんだ。枕木(まくらぎ)とレールをつなぐボルトがゆるんでいないか、ハンマーでたたいたり、スパナを使って点検するよ。
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13:00
信号機(しんごうき)の点検
電気雨や風ですぐによごれてしまうため、運転士・車掌(しゃしょう)・駅務係(えきむがかり)が見やすいように信号機の拭き掃除だ。
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14:00
転てつ器の点検
電気電車の進む方向を決める転てつ器に石やゴミがはさまれていないか、雨水が溜まっていないか、部品が汚(よご)れたり壊(こわ)れていないかを確認。
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15:00
砕石(さいせき)をととのえる
保線レールの下にまかれている、石を整えるよ。この石がまいてあるおかげで、電車の振動(しんどう)をおさえて、乗り心地がよくなるんだ。
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16:00
出勤した場所にもどる
保線 電気一日の作業が終わったら、出勤した場所にもどって作業報告(ほうこく)。そのときに夜間作業の打ち合わせもするよ。
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16:45
出勤した場所にもどる
今日のおしごとはおわり